よろく

何かしらの余録

Astell&Kann KANN追記

先日レビューしたKANN、イヤフォン・ヘッドフォン(の主にインピーダンス)によってアンプのnormal/highを使い分けていた。モードをどちらにするかで、当然、どこまで音量がとれるかが変わる。当初は、それだけ考えて使い分けていた。すなわち、バッテリーの持ちも考えて、normalですむならすませていた。

その結果、normalでMeze 99 Classicsを使っている際に、音量は十分にとれる(音量100くらいで十分)し良い音なんだけど、どうもER4SR(highで使っていた)と比べて音の「密度」が足らんなあ、こんなこと初めてなんだけど…と感じていた。

で、99 Classicsをhighモードで(かつ、音量をnormalに比べてだいぶ落として同じくらいにして)聴いてみるとあら不思議。音量の問題ではなく、高音(特にきつめの部分)の密度と低音の引き締まり具合がだいぶ違うではないですか。

オーディオに特に詳しくなかったので気づかなかったが、これは当然のことかもしれない。要は音量をとるには十分でもアンプを挟むことはあるし、その際に変わるのは味付けだけじゃない。KANNの場合、高性能アンプが一体になっているわけで、highにするとその能力が全開になるということなのかもしれない。