よろく

何かしらの余録

ポタフェス2017@秋葉原(その1)

先日、ポタフェスというイベント(というか展示会+物販)に行ってみた。当日の朝は二日酔い気味ではあったのだけど、優れたイヤホン・ヘッドホンにたくさん接したのでずいぶん元気になった。

 

そこで試聴したものと感想を少し(一眼持って行かなかったので会場で撮った写真はありません。しまった)。なお、視聴の環境は、

  • プレーヤー:ONKYO DP-X1A
  • アンプ:RHA DaCamp L1(バランス用の4pin mini-XLRには2.5mm用のアダプタ付)
  • 曲:Claudio Abbado/LSO Ravel, Menuet Antique, Algerich, Abbado/LSO, Ravel Piano Concerto G major(主に第1楽章), Michael Tilson Tohmas/SFO, Mahler Symphony 1 Mov.4, David Zinmann/TonhalleOrchestra Zürich, Mahler Symphony 3 Mov. 6.

おめあて

最初から生きたかったブランド。購買意欲に火をつけられに、あるいはくじかれに行くわけです。

Hifiman

とんでもない値段のSHANGRI-LAなど、有名メーカー。RE800とRE2000がおめあてでしたが、待っている時間にEdition X V2も試聴しました。以下、試聴の感想。

  1. RE800: 全体的なバランスが整っていてきれい。ただ、高音(オケの中のバイオリン全体の音など)がかなりシャリっとしている。そのため、音に埋もれる感じではない。アンバランスでも分離感は良好。
  2. RE2000: 確かに良い。最近聴いたイヤホンではトップ1か2かという音質。解像度、高音の伸び、低音のどれをとっても素晴らしく、分離感もとても良い。ただただ値段が。
  3. Edition X V2: 待ち時間にふと手に取ったところ、非常に良い音。耳全体が鳴るというかさらされている感じ。14万ちょいと安くはないけど、音質を考えると決して高くもない。
AKG

言わずと知れたAKG。普段からヘッドホン使ってます。気になっていたN40とその純正リケーブル版を視聴。

akg.harman-japan.co.jp

元々のコードだと低音がややボワつく(高音はキレイに出ていた)が、純正の2.5mm4極バランスケーブルにリケーブルしたものは分離感の向上だけでなく、音が引き締まった印象でした。今回は何も買わないつもりだったのに、1階のeイヤホンの物販スペースで安くなったのが出ていたのでついつい買ってしまいました。後に純正ケーブルも買ったので、またそのうち。結論だけいうと、リケーブル必須ですね。

 

Senheiser

こちらも言わずと知れたメーカー。おおむね傾向は知っているものの(持っているものもあるし)、ちょうど空いたブースにあったIE80とIE800を聴いてきました。特筆すべきはIE80+onsoの2.5mm4極ケーブル(これだろうか?)で、リケーブル前のIE80と比べて音場が広がっただけでなく、中〜低音の膨らみが抑制されて、中〜高音もキレイに出ていた印象。ケーブルを合わせても実売5万円以下で満足にクラシックを聴ける組合わせといえるので、割とコスパの高い選択肢になっている印象です。

DENON

さりげなくDA310-USBを視聴用に使っていたので気づいたDENONのブース。おめあては少し前に出たフラッグシップのヘッドホンAH-D7200でした。

www.denon.jp

www.denon.jp

DP-X1Aに直指しで聴いてみたのですが、十分に音量とれます。そして、とても繊細な音だなというのが第一印象でした。解像度マシマシといった傾向のどの音も(場合によってはバラバラに)聞こえてくるという感じではなく、特にオケの弦楽器の細かい粒立ちとフワッとした空気感とでもいうべきものが併存していて、これはいいなあと。

 

というわけで後編に続く。